一人でも多くの人に子供を取り巻く問題に目をむけてほしい
私は3歳と1歳の2児の母をしています。
子供を持つと、自分を取り巻く環境ががらっと変わり、楽しいと感じるものも、悩みも、価値観も大きく変わると思います。
世の中のニュースも興味・関心をもって見る内容が変わってくるものですよね。
この年度末も「保育園不足」「保育士の労働環境」などの話題がメディアを賑わせていました。
この問題はとても深刻な事なので、常に継続して議論をしていくべだと思うのに、毎年2月〜4月に過熱報道がなされて、時期を過ぎると下火になってしまうのが残念でなりません。
子供を取り巻く問題は、政治家の皆さんにはあまり身近に感じる事ができないので、重要だとは思っていてもなかなか具体的に区議会や市議会、国会などでは議論されないという、なんとも残念な現状があるようです。
保育園問題について、ニュースやSNSを見ていてよくこの方をお見かけするようになりました。
ご存知の方も多いはず、認定NPO法人フローレンス 代表理事の駒崎弘樹さん。
保育園、病児保育、障害者の為の保育園などなど様々な問題に対して事業を展開している会社の代表です。
よくツイッターなどで情報発信をされているので、フォローして私も勉強をさせていただいています。
今日は記事を読んで初めてしった「赤ちゃん縁組(特別養子縁組)」について書いてみたいと思います。
赤ちゃん縁組(特別養子縁組)とは?
特別養子縁組って何?里親制度とは別のもの?
特別養子縁組は、望まない妊娠・出産をした「生みの親」と、子どもが欲しい「育ての親」を結び、子どもが育ての親の家庭で、愛情に包まれながら育つよう支援する仕組みです。よく間違われるのですが、里親制度の場合は育ての親と子は法的には家族になることはできませんが、”特別養子縁組”の場合は法的にも家族になることができます。
情報源: 「わたしは養子を愛せるか?」”特別養子縁組”について聞いてきた | 認定NPO法人フローレンス | 新しいあたりまえを、すべての親子に。
えっ!!里親って法的には家族になれないんだ・・・(ど素人丸出しですみません)
詳しくは上記記事に書いてありますが、この「特別養子縁組」の制度は、とある事件をききっかけに1960年代にできた日本では歴史も浅く、あまり広く認知もされていないものなんだそうです。
国がやってるの?
特別養子縁組は、いったいだれがやっているのか・・・?国?市区町村???
行政がやっているものと民間団体がやっているものの二つがあります。児童相談所というところが窓口となっている行政主体の特別養子縁組は、メインの仕事である「虐待への対応」が増えていることもあってあまり手が回っていないんです。この穴を埋めるために民間のNPOが立ち上がって、2~3人で活動する小規模なところも含め、現在特別養子縁組に取り組んでいる民間団体は20団体くらいあります。
情報源: 「わたしは養子を愛せるか?」”特別養子縁組”について聞いてきた | 認定NPO法人フローレンス | 新しいあたりまえを、すべての親子に。
行政主導だけでは間に合わず、近年になって民間が参入をしているようですが、それも年間600件ほどしが成立していないものなのだとか。
ちなみにアメリカでは12万件も成立していて、養子として育つ事が特段珍しいことではなく、ある程度一般に「普通」のこととして広がっているんだそうな。
2016年12月に新しい法律ができた!
日本では、やはり「養子」=「かわいそうな子」というマイナスなイメージがある上に、なんと、昨年の12月まで特別養子縁組を行っている民間団体を支援する法律がきちんと整備されていなかったんだと!!
故に日本では、この制度が知られておらず、また正しく理解されず、望まない妊娠をしてしまった母親や父親による子供へ虐待、そして捨てられて亡くなってしまう子供が増えてしまえっている現状があるんだそうです。。。。
こまっている人は一人で抱え込まないで!
望まない妊娠をしてしまった人を救う光
もし、自分が望まないタイミングで妊娠をしてしまった!このままでは育てられない!!っという状況に陥ったとしたら、
親や友人には怖くて相談できない!っと、きっとどうしたらいいかわからず悩んでしまいますよね。
中絶をするか・・・一人でなんとか育てるか・・・やっぱり無理で殺めてしまうか・・・・
そんな人達を救うことができるのが「特別養子縁組」という制度!
まだまだ認知がされていないこの制度、もっともっと一般的に知られるようになってほしいと切に願います。
不妊などで子供を授かりたくても授かれなっかた家族を救う光
不妊治療をしていて何年か経って「特別養子縁組」という手段にたどり着いたという方が、とても多いです。条件はいろいろとありますし、審査などもあります。でも何よりも、「親としての心構えができているかどうか」が、いちばん重要なことです。
〜中略〜
特別養子縁組では赤ちゃんを選ぶ事は出来ません。男か女かは選べないし、育っていく過程で、アレルギーなどの体質が分かることもある。産んでから「他の子に変えてくれ」なんてありえないですよね。
〜中略〜
赤ちゃん縁組はネットショッピングじゃないですし、ペットでもないんです。
僕たちは子どもを生きてきた順番に託すのではなく、生まれてきた背景やそれを受け止められる育ての親はどのご夫婦か、ということも考えた上で「子どもが幸せに生き、育つための最善のマッチング」をします。
その前提として「子どもがどうであったとしても育てたい」という心構えは必要になってきますね。僕たちは子どもの幸せを一番に考えなければいけない立場です。妻は前のめりだけど夫が後ろ向きってこともありますし、カップルの中で納得感が得られていないこともあるんです。
養親を希望している人たちとしっかりコミュニケーションをとって、カウンセリングして「この人たちだったら大丈夫だな」と思えたらようやく登録できる
情報源: 「わたしは養子を愛せるか?」”特別養子縁組”について聞いてきた | 認定NPO法人フローレンス | 新しいあたりまえを、すべての親子に。
なるほど。養親になりたいからといって簡単になれるわけではないのですね。
子供を引き取って、本当にその家族が子供を受け入れ、愛し、育てる事ができるか、きちんと研修で勉強をしたり、カウンセリングをすることで、きちんと心構えと覚悟をもって育てられるかを見極めてられて初めて、養親になる登録ができるのですね。
養子に迎えた子供を愛せなかったらどうしようっと不安に思ったり、もいざ育て初めて、子供に養子であることを告げる時がきたり、反抗期や子供との喧嘩をしたりした時に、ふと不安な気持ちや辛い気持ちいに陥ることもありそうですよね・・・
親子で一緒に新しい家族というコミュニティをつくる
「血が繋がってなくても愛せるのか?」っと思う気持ちもわからなくもないですが、
「血のつながりだけが家族の繋がり」ではないですよね。
だって、ほら!!
げんにご主人と奥様は血が繋がっていないけれど、立派な家族です!!
この「特別養子縁組」という制度は、「望まない妊娠をして困ってしまっている方」と「子供に恵まれなくて悩んでいる方」
そしてその「生まれてきた新しい命」、3者がみな幸せになれるとても素敵な制度だと思います。
けれどもまだまだ奥が深くて、私ももっと勉強をしなければと感じました。
そしてこの制度やこの制度にまつある問題について、広く世の中に知れ渡り、みなにとってより良く発展していく事を強く願います。